クマとは
「最近、しっかり寝ているはずなのに『疲れてる？』と聞かれることが増えた」「コンシーラーを重ねても、目の下の影が隠せない…」 鏡を見るたびに、どんよりと居座る目の下のクマ。その存在だけで、実年齢より老けて見えたり、不健康な印象を与えてしまったりと、多くの方が抱える悩みです。
セルフケアやエステ、マッサージなど、様々な改善策を試しても効果を感じられなかったという方も少なくないでしょう。目の下のクマやふくらみの多くは、表面的な皮膚の問題だけでなく、その奥にある構造的な原因によって引き起こされているためです。
当院が提供するクマ治療は、構造的な問題に根本からアプローチする治療です。
施術の原理
目の下のクマは、血行不良による青クマ、色素沈着による茶クマ、骨格や脂肪の凹凸による黒クマ（影クマ）の3種類に大別されます。
このうち、外科的なクマ取り施術の対象となるのは「黒クマ（影クマ）」です。
黒クマ（影クマ）は、突出した眼窩脂肪とその下の凹みがつくる影によって生じます。
自然に治ることは少なく、年齢を重ねると脂肪が前に出て影がより目立ちやすくなることも。
クマ取り治療は、この影の原因となる脂肪の凹凸を解消し、目元をフラットで滑らかな状態に戻すことを目的としています。
眼窩脂肪の適切な処理による根本改善
私たちの眼球は、クッションの役割を果たす眼窩脂肪（がんかしぼう）によって守られています。さらに、眼窩脂肪を支えているのが眼窩隔膜（がんかかくまく）という薄い膜です。本来、眼窩隔膜が脂肪をしっかり支えることで、脂肪は眼窩内に収まっています。しかし、加齢や体質によって眼窩角膜や眼輪筋が緩むと、脂肪が前方に押し出され、目の下のふくらみ（クマ）として現れるのです。
当院のクマ治療では、突出した眼窩脂肪に対し、主に二つのアプローチを使い分けます。一つは膨らんだ脂肪をへこんだ部分へ移動させる方法（裏ハムラ法）、もう一つは膨らんだ脂肪を適量取り除き、へこんだ部分へは脂肪を注入する方法です（脱脂＋脂肪注入）。この二つを、患者様一人ひとりの目元の状態を拝見したうえで、どちらの方法が良いか、あるいは両方を組み合わせる必要があるかを判断し、施術を行います。
自然な目元ラインの再構築
クマ治療は、単に目の下のふくらみを取るだけのものではありません。
脂肪を取りすぎると目元が窪み、老けた印象や疲れた印象が強く見えることがあります。だからこそ大切なのは、施術後に「自然で美しい目元のライン」を再構築すること。
当院が目指すのは、「いかにも治療しました」という不自然な目元ではなく、健康的で若々しい印象です。
そのために、脂肪の除去量や移動先をミリ単位でデザイン。
涙袋との境界を自然に整えながら、下まぶたから頬にかけてのライン
（Tear Trough／Ogee Curve）が滑らかに繋がるよう仕上げています。
こんなお悩みをお持ちの方へ
目の下のクマやたるみは、決してあなただけが抱える特別な悩みではありません。
加齢や遺伝によるもので、多くの方がコンプレックスを感じ、クリニックに来院されます。
適切なクマ治療を受けることで、改善できるケースも多いため、
お一人で悩まずどうぞお気軽にご相談ください。
当院が選ばれる理由
数ある美容クリニックの中で、なぜ多くの方がクマ治療に当院を選んでくださるのか。
それは、私たちが施術の質と患者様の満足度を追求し、4つのこだわりを徹底しているからです。
形成外科専門医（日本形成外科学会認定）、美容外科専門医、医学博士の西林院長。
眼瞼（がんけん）専門の豊富な経験
目元は、顔の中でも最も皮膚が薄く、血管や神経が集中する極めてデリケートな部位です。また、人の印象を決定づける重要なパーツでもあります。だからこそ、クマ治療には、医師の深い解剖学的知識、繊細な技術、そして美的センスが不可欠。
当院の西林医師は、形成外科時代から眼瞼（まぶた）領域の手術を専門的に手掛けてきたエキスパートです。数多くの症例経験で培った技術力をもとに、脂肪、皮膚、筋肉の状態を丁寧に診断し、一人ひとりの目元の構造に合わせた施術プランを立てています。
西林医師が持つ高い専門性と豊富な経験が、自然な仕上がりへ導くだけでなく、合併症などのリスクを極力抑えることにも繋がっています。
1人ひとりに寄り添う、
オーダーメイドのカウンセリングと治療
当院では、カウンセリングを「仕上がりを決める最も重要な時間」だと位置づけています。まず、術後の仕上がりイメージを具体的に共有し、シミュレーションしながら治療法をご提案。もちろん、術式の効果やメリットだけでなく、ダウンタイムやリスクといったデメリットについても包み隠さず正直にお伝えします。
患者様が心から納得していただいた上で治療に進むこと。これが、当院のカウンセリングポリシーです。
痛み・短いダウンタイムへの配慮
「手術」と聞くと、多くの方が痛みや術後の腫れを心配されます。当院では、不安を少しでも和らげられるよう、施術中から術後まで痛みや腫れへの配慮を徹底しています。
例えば、施術時には静脈麻酔を使用します。患者様は眠っている間に処置が進むため、施術中の痛みを感じることはほとんどありません。
また、手術では組織への負担を抑える繊細な手技を心がけ、内出血や腫れが出にくいよう丁寧に対応しています。
しっかり診て見極める。豊富な術式の選択肢
目の下のクマは、脂肪の量やたるみの程度、骨格の違いによって原因や見え方が大きく異なります。
そのため、同じ施術を行っても、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。
当院では、流行や一般的な傾向にとらわれず、患者様一人ひとりの目の状態に合った治療を提案・提供します。
ハムラ法
（切開ハムラ法／裏ハムラ法）
突出した脂肪を眼窩隔膜ごと下方に移動させ、くぼんだ部分へ再配置（固定）する施術です。
皮膚側を切開して行う「切開ハムラ法」と、結膜側からアプローチする「裏ハムラ法」があり、症状や皮膚の状態に応じて方法を選択します。
もともとある脂肪を再利用するため、脂肪注入を行わなくても目の下の構造を整えられる点が大きな特徴です。
技術的に難しい手術にはなりますが、当院の西林医師は下眼瞼の治療経験も非常に豊富で前職場では技術指導最高責任者をされていた技術力なのでご安心ください。
経結膜脱脂＋２層の脂肪注入
（コンデンスリッチファット・ナノファット脂肪注入）
経結膜脱脂術で、ふくらみの原因となる脂肪を取り除いたあと、自身の太ももなどから採取した脂肪を、ゴルゴ線と呼ばれる部分の凹みに注入する施術です。
ふくらみとくぼみの両方が目立つ場合に効果的です。
また、当院では、脂肪注入にマイクロナノファットも採用。
マイクロナノファットは、青クマの原因となる色素の影や、目元のちりめんジワの軽減にも効果がが期待できます。
経結膜脱脂術
（けいけつまくだっしじゅつ）
まぶたの裏側（結膜）を小さく切開し、クマの原因となっている眼窩脂肪を直接取り出す方法です。
比較的若年層の方で、皮膚のたるみが少なく、目の下のふくらみだけが気になる方に行うことが多いですが、凹みに対する治療がないので適応になる人は限られます。
施術の種類
脱脂＋脂肪注入
どのような施術か？
下まぶたの裏側（結膜）からアプローチして目の下の余分な眼窩脂肪を取り除く「経結膜脱脂術」と、ご自身の体から採取した微細な脂肪（コンデンスリッチファット＋マイクロナノファット）を目の下の窪んだ部分に注入する施術を組み合わせた治療法です。ふくらみを取る「引き算」と、窪みを埋める「足し算」を同時に行うことで、目元の凹凸を限りなくフラットで滑らかな状態へと導きます。
こんな方におすすめ
- 目の下のふくらみと凹みの両方が気になる方
- 「ゴルゴライン」と呼ばれる頬の上の凹みが目立つ方
- 自然で、若々しい印象の目元を手に入れたい方
- お顔の表面に傷跡を残したくない方
- 痩せており、お顔に脂肪がつきにくい方
- 10~20代のような上向きな輪郭や若々しい印象に近づけたい方
特徴・メリット
最大のメリットは、目元の構造を理想的な状態へ総合的にデザインできる点にあります。ただ脱脂するだけでは窪みが残ってしまうような症例でも、脂肪注入を組み合わせることで、ふくらみの改善と同時にハリのある若々しい目元を再構築が目指せます。また、採取した脂肪から不純物を取り除き、極めて微細な粒子にしてから注入するため、しこりになるリスクが低く、生着率が高いのが特徴です。
注意点・リスク
脂肪を採取する部位に、7～10日間程筋肉痛のような痛みや内出血が出ることがあります。また、注入した脂肪が完全に生着するまでには個人差があり、ごく稀に吸収されすぎてしまう可能性や、逆にごく僅かなしこりが残るリスクがあります。当院では、これらのリスクを軽減するため、脂肪の処理と注入技術に細心の注意を払っています。
切開ハムラ法
どのような施術か？
下まつげのすぐ下のラインに沿って皮膚を切開し、ふくらみの原因となる眼窩脂肪をくぼんだ部分へ移動させて固定する施術です。
同時に、余分な皮膚のたるみを切除することも可能なため、「ふくらみ」「窪み」「たるみ」という目元の3大老化悩みを一度の手術で改善が期待できるのが大きな特徴です。
こんな方におすすめ
- 目の下の脂肪によるふくらみが大きい方
- 皮膚のたるみが強く、シワも目立つ方
- 脱脂だけでは改善が難しいと診断された方
- 根本的で、半永久的な効果を求める方
- 脂肪注入や脂肪移植に抵抗がある方
- 脱脂による凹みが気になる方
特徴・メリット
もともとの脂肪を移動させて整える施術のため、脂肪注入のように生着の個人差に影響されにくいのが特徴です。
目元の構造を根本から整える方法で、仕上がりの安定性が高く、後戻りしにくい点が強み。
さらに、余分なたるみを皮膚ごと切除できるため、40代後半〜60代など、目元のしわや、つまめるような膨らみがある方には特におすすめです。
下まつげの際に沿って切開するため、傷跡は時間の経過とともに目立ちにくくなります。
西林医師は、形成外科専門医（日本形成外科学会認定）として、切開手術の経験が豊富にございますので、傷跡に配慮された切開ハムラ法（余剰皮膚切除）を受けたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
注意点・リスク
皮膚を切開するため、腫れや内出血が落ち着くまでに2週間ほどかかるなど、ダウンタイムがやや長めになる傾向があります。 また、ごくまれに下まぶたが外反（いわゆる「あっかんべー」の状態）のリスクも。 当院では、外反リスクを減らすために、皮膚の切除量を慎重に見極めたうえで丁寧に手術を行っています。
裏ハムラ法
どのような施術か？
切開ハムラ法と同じく、眼窩脂肪をくぼみに移動・再配置する施術ですが、アプローチの方法が異なります。
裏ハムラ法では下まぶたの裏側（結膜側）から切開を行うため、顔の表面に傷が残りにくいのが特徴です。
皮膚のたるみが少なく、脂肪の突出とくぼみが目立つ方に向いています。
こんな方におすすめ
- 皮膚のたるみは少ない
- 目の下の凹凸がはっきりしている方
- 顔の表面に傷が残ることに抵抗がある方
- 自身の組織移動による根本改善を目指す方
特徴・メリット
切開ハムラ法の「効果の高さと持続性」と、経結膜脱脂術の「傷跡が残らない」という、両方のメリットを兼ね備えた術式と言えます。皮膚を切らないため、あっかんべーの状態になるリスクが理論上なく、涙袋の形を温存しやすいという利点もあります。
注意点・リスク
皮膚のたるみを直接取り除くことはできないため、たるみの程度が強い場合には適応外となることがあります。また、結膜側からの限られた視野で脂肪を正確に移動・固定する必要があるため、医師には極めて高度な技術と経験が要求される手術です。信頼できるクリニック、医師選びが最も重要になる術式です。
3つの術式比較まとめ表
| 施術名 | アプローチ | こんな方へ | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 脱脂＋脂肪注入 | まぶたの裏 | ふくらみ＋窪み | 総合的なデザイン力、傷跡なし | 脂肪の生着率に個人差 |
| 切開ハムラ法 | まつげの下 | ふくらみ＋窪み＋たるみ | 効果が高く持続、たるみも改善 | ダウンタイムがやや長い |
| 裏ハムラ法 | まぶたの裏 | ふくらみ＋窪み（たるみ少） | 傷跡なし、効果が高い | たるみは取れない、高度な技術要 |
切開ハムラ法の「効果の高さと持続性」と、経結膜脱脂術の「傷跡が残らない」という、両方のメリットを兼ね備えた術式と言えます。皮膚を切らないため、あっかんべーの状態になるリスクが理論上なく、涙袋の形を温存しやすいという利点もあります。
施術の流れ
初めて美容クリニックを訪れる方でも安心して施術に臨めるよう、カウンセリングから手術、そしてご帰宅後の過ごし方まで、一連の流れをご説明します。
カウンセリング・診察
お電話またはウェブサイトから無料カウンセリングをご予約ください。ご来院後、カウンセラーがあなたのお悩みをじっくりと伺い、その後、西林医師が目元の状態を診察し、クマの原因を見極めます。適した施術法ご提案し、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご説明します。ご不明な点や不安なことは、どんな些細なことでもご質問ください。
術前準備・麻酔
手術当日は、まず洗顔をしていただいたあと、手術室へ移動し、専用の術衣に着替えていただきます。
その後、看護師より当日の流れや施術内容の説明を行い、医師が仕上がりのバランスを確認しながら皮膚にマーキングをします。
顔や脂肪採取部位（太ももなど）を消毒した後、麻酔の注射を行い手術が始まります。
クマ治療では主に静脈麻酔を使用しており、腕への注射の際に軽いチクッとした刺激を感じる程度です。
まもなく眠っているような状態になるため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
痛みに敏感な方には、緊張をやわらげる笑気麻酔を併用することもできます。
手術へ
麻酔が十分に効いたことを確認してから、手術を開始します。施術内容によりますが、手術時間はおおよそ60分〜90分程度です。手術中は意識がありますが、痛みを感じることはほとんどありません。当院ではシャドードクターなどは一切おらず、カウンセリング〜執刀まで、全てを西林医師が1人で行いますので、ご安心ください。ナースは女性のみが在籍しており、プライバシーの確保された個室で行います。
術後ケア・帰宅
手術が終了したら、ナース・医師が共に最終チェックを行い、術後の過ごし方についてご説明します。
ダウンタイム経過
術後の経過には個人差がありますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 当日〜4日目： 腫れと内出血のピークです。処方された痛み止めを服用し、できるだけ安静にお過ごしください。睡眠時は枕を高くして過ごすことで、腫れが引きやすくなります。靴を穿く際などは、下を向かずに、できるだけ膝を曲げてかがむのがおすすめです。当日からシャワーを浴びることも可能ですが、血行が良くなるため、浴びてからお越しいただくのがおすすめです。
- 1週間後： 大きな腫れや内出血が引いてきます。この時期に抜糸が必要な施術（切開ハムラ法）の場合はご来院いただきます。経結膜の施術であれば、この頃からメイクが可能になります。多くの人が日常生活に戻ります。
- 2週間後： むくみ感は残るものの、内出血は薄くなり、十分にカバーできます。
- 1ヶ月後： むくみもほぼ解消され、完成形に近づいてきます。
3ヶ月後： 完全に組織が落ち着き、自然で美しい仕上がりとなります。
よくある質問
アフターケアの注意点
手術の効果を引き出し、美しい仕上がりを実現するためには、術後の適切なケアが非常に重要です。
以下の点にご注意いただき、ダウンタイムをお過ごしください。
| 当日の過ごし方 | ご帰宅後は、枕を高くして仰向けで寝るようにしてください。血行が良くなると腫れが強くなるため、長時間の入浴や飲酒、激しい運動は避けてください。 |
| 洗顔・シャワー | 当日から可能ですが、目元を強くこすらないよう注意してください。傷口にお湯がかからないように気をつければ、首から下のシャワーも問題ありません。 |
| コンタクトレンズ | 術後1週間は使用を控え、メガネをご使用ください。 |
| 生活上の制限 | 激しい運動やサウナ、飲酒、喫煙は、腫れや内出血を長引かせる原因となりますので、少なくとも1週間はお控えください。 |
| 緊急時の対応 | 術後に強い痛みや腫れ、その他ご不安な症状が現れた場合は、すぐにクリニックまでご連絡ください。24時間対応の緊急連絡先をお伝えしておりますのでご安心ください。 |
料金・ご予約案内
当院では、患者様に安心して治療を受けていただくため、分かりやすい料金体系を導入しております。下記料金には、カウンセリング、麻酔、手術、術後のお薬、検診のすべてが含まれております。
クマ・目の下のたるみ
※記載の料金はすべて税込価格です
※上記は標準的な料金です。症状により変動する場合がございます。
※モニター制度もご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ご予約の流れ
ご予約
お電話または下記のウェブ予約フォームより、無料カウンセリングの日時をご予約ください。
ご来院・カウンセリング
ご予約日時にご来院ください。西林医師がカウンセリングを行います。また、当日施術までご希望の方は、事前にクリニックまでお問い合わせください。
施術日決定
カウンセリング内容にご納得いただけましたら、施術日を決めていきます。当日の施術も空き状況により可能です。美容外科の治療を当日受けたい場合は、事前にお電話でご相談いただくとスムーズです。
また、年末年始やゴールデンウィーク、お盆の直前などは、特に混み合うことが予想されます。。長期休暇は、半年〜3ヶ月近く前からご予約が埋まっていくため、施術の希望時期がある場合には、お早めのカウンセリングがおすすめです。
長年のクマの悩みから解放され、自信に満ちた明るい毎日を手に入れませんか？
バヤシクリニックでは、「自分らしい美しさ」「上質なエイジングケア」を大事にしています。
まずは、あなたの悩みをお聞かせください。
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