鏡を見るたびに気になる目の下の暗い影。「コンシーラーで隠しても夕方には浮き出てくる……」「どのアイクリームを試しても変化を感じない……」と悩んでいる方は少なくありません。
実は、目の下のクマには複数の種類があり、種類ごとに原因も治し方もまったく異なります。クマの種類を正しく把握しないまま対策を続けても、的外れなケアに時間とお金を費やしてしまうことになりかねません。本記事では、目の下の治療を数多く手がけてきた専門的な視点から、クマの種類の見分け方、それぞれの原因とメカニズム、種類別のセルフケアとその限界、そして根本から改善するための美容医療まで詳しく解説します。
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第1章 クマは種類で対策が変わる——まずは正しい分類を知る
目の下のクマに悩んでいる方の多くが「なぜ自分のクマは改善しないのだろう」と感じています。その理由の一つは、クマの種類を正確に把握せずにケアをしていることにあります。まずは4つの種類の見分け方を正しく理解しましょう。
1-1. 目の下のクマが4種類に分かれる理由と見分け方の重要性
目の下の皮膚は全身の中でも特に薄い部位であり、内側のわずかな変化が表面に現れやすい構造をしています。そのため、血流の状態、色素の沈着、脂肪の突出やたるみ、筋肉への圧迫といった、原因がまったく異なる変化がいずれも「クマ」として目に映ります。
クマの種類は大きく、青クマ・茶クマ・黒クマ・赤クマの4つに分類されます。それぞれ原因が根本的に異なるため、どの種類のクマかを正確に把握することが、最も効率的なケアへの第一歩です。
多くの患者様を診てきた経験から感じるのは、「クマ」という言葉で一括りにして対処しようとすることで、かえって改善が遠のいてしまっているケースが非常に多いということです。青クマに効果が期待できるケアを黒クマに行っても、ほとんど意味をなしません。だからこそ、まずは正しい見分け方を知ることが重要なのです。
1-2. 30秒でできるクマの種類の見分け方セルフチェック

見分け方の基本は「色の変化」と「光の変化」にあります。ご自宅の鏡で今すぐ試せるセルフチェックを3つご紹介します。ただし、セルフチェックはあくまで見分け方の目安です。正確な種類の判定には専門医の診察が必要であることをあらかじめご理解ください。
【診断1】顔を上に向けて変化を確認する
手鏡を持ち、正面でクマの状態を確認します。そのまま、ゆっくりと顔を天井へ向けてみましょう。上を向いたときにクマの影が薄くなった、あるいはほぼ消えたなら、黒クマの可能性が高くなります。光の当たり方が変わることで凹凸による影が打ち消されるためで、この見分け方は黒クマの判別に最も役立ちます。
【診断2】目の下をやさしく横に伸ばす
下まぶたの皮膚を指先でそっと横に引っ張ってみてください。引っ張ることで色が薄くなる場合は青クマの可能性があります。一方、皮膚と一緒に色が移動するようなら、茶クマの可能性が高くなります。引っ張っても色味に変化がない場合は、黒クマか茶クマを疑います。この見分け方は皮膚に色素があるかどうかを確認するシンプルな方法です。
【診断3】下まぶたを軽く下に引いて赤みを確認する
指で下まぶたをそっと下に引いてみましょう。引くにつれて目の下の赤みが増す場合は、赤クマの可能性が高くなります。赤クマは眼窩脂肪(がんかしぼう)が眼輪筋(がんりんきん)を内側から圧迫し、血流がうっ滞して赤みが透けて見える状態です。
1-3. クマの4種類の見分け方を一目で比較する早見表

上記の見分け方を踏まえ、4種類の特徴を整理します。
| 種類 | 主な原因 | 見た目の特徴 | 見分け方 | セルフケアでの改善見込み |
|:—|:—|:—|:—|:—|
| 青クマ | 血行不良・毛細血管の透け | 青〜紫がかった色み | 横に引っ張ると薄くなる | 改善する場合もある |
| 茶クマ | 色素沈着・摩擦・乾燥 | 茶〜黒っぽい色み | 皮膚と一緒に色が動く | 比較的改善しやすい |
| 黒クマ | 眼窩脂肪の突出・たるみによる影 | 暗い影・凹凸感 | 上を向くと薄くなる | 最も難しい |
| 赤クマ | 眼窩脂肪による眼輪筋への圧迫 | 赤みがかった色み | 下に引くと赤みが増す | 難しい |
複数の種類が同時に存在する「混合型クマ」も珍しくありません。特に30代後半以降は、眼窩脂肪の突出・皮膚のたるみ・色素沈着が重なり合い、より複雑な状態になりやすい傾向があります。自己判断での見分け方に自信が持てない場合は、専門医に相談することをお勧めします。
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第2章 クマの種類別メカニズム——なぜその色・影が現れるのか
セルフチェックでの見分け方でご自身のクマの種類の見当がついたら、次はそのメカニズムを理解しましょう。見分け方を知ったうえで原因まで把握することが、正しい対策の土台になります。
2-1. 青クマ——血行不良と皮膚の薄さが透けて見せる青み
青クマの正体は、目の下の薄い皮膚を通して、うっ血した毛細血管が青〜紫色に透けている状態です。血行不良が主な原因であるため、見分け方としては皮膚を引っ張ると薄くなるのが特徴的です。
目の下の皮膚は約0.5mmほどの薄さしかなく、血管の色が透けやすい構造をしています。睡眠不足や眼精疲労、冷え、ストレスといった血行不良の原因が重なると、静脈血がうっ滞して目の下が青みを帯びて見えます。デスクワークが多い方やスマートフォンを長時間使う方は、目の周囲の筋肉が凝り固まりやすく、血行が滞りやすいため青クマが出やすい傾向があります。また、生まれつき皮膚が薄い方や色白の方は、血管が透けやすいため青クマが目立ちやすいです。
4種類のクマの中では、生活習慣の改善で変化が現れやすい種類です。しかし、皮膚の薄さ自体は生まれつきの要素も大きいため、完全に解消が難しいケースもあります。
2-2. 茶クマ——メラニンや色素の沈着が生む色素型クマ
茶クマは、メラニンや色素が目の下に沈着して茶〜黒っぽく見える状態です。見分け方のポイントは、皮膚と一緒に色が移動するかどうかです。
主な原因は摩擦と紫外線です。アイメイクのクレンジング時に強くこすったり、目をかく癖があったりすると、摩擦の刺激によってメラニンの生成が促進されます。ウォータープルーフのアイライナーやマスカラを落とす際の摩擦も、メラニンや色素の沈着を引き起こす大きな要因です。さらに、紫外線ダメージによる光老化もメラニンの蓄積を進める一因となります。花粉症やアトピー性皮膚炎で目をこする習慣のある方も、茶クマが生じやすい傾向があります。
意外と見落とされがちなのが、乾燥による角質肥厚です。保湿不足で角質が蓄積すると、皮膚がくすんで見え、茶クマをより目立たせることがあります。
2-3. 黒クマ——眼窩脂肪の突出とたるみが生む「影」

4種類の中で最もセルフケアでの改善が難しいのが黒クマです。黒クマの正体は、皮膚の色ではなく、目の下にできた凹凸が光を遮ることで生まれる「影」です。見分け方として上を向いたときに薄くなるのは、光の角度が変わり影が消えるためです。
眼球は「眼窩(がんか)」という頭蓋骨のくぼみに収まっており、眼窩脂肪がクッションとして支えています。若い頃は眼輪筋や眼窩隔膜(がんかかくまく)がこの脂肪をしっかり保持しています。しかし加齢によってこれらの支持組織が老化すると、重力に耐えられなくなった脂肪が前方へ押し出され、「目袋」と呼ばれる膨らみを形成します。加齢とともに皮膚のコラーゲンも減少するため、膨らみの上にたるんだ皮膚が重なり、影がさらに深くなります。
この膨らみと、その下の頬との間に急な段差が生まれます。そこに光が遮られて深い影が落ち、これが黒クマとして目立つのです。「しっかり寝たはずなのになぜ消えないの?」と感じる方が多いのはまさにこのためで、睡眠不足が直接の原因ではなく、皮下の構造的な問題が根本にあります。
臨床現場でよく見られるのは、「ずっと寝不足のせいだと思っていたが、診察してみると眼窩脂肪の突出による黒クマだった」というケースです。骨格的に頬骨の位置が低い方は若い年齢でも脂肪が支えを失いやすく、20〜30代でも黒クマが現れることがあります。
2-4. 赤クマ——黒クマの予兆となる圧迫型クマ
赤クマは、突出し始めた眼窩脂肪が眼輪筋を内側から圧迫し、眼輪筋内の毛細血管がうっ滞して赤みとして透けて見える状態です。
4種類の中では「黒クマの予備軍」ともいえる存在です。赤クマの段階では脂肪の突出がまだ初期段階であることが多く、放置すると突出がさらに進行して黒クマへ移行しやすい傾向があります。特に30代前後で「目の下が赤みがかって見える」と感じている方は、赤クマのサインである可能性があります。
また、赤クマは青クマと混同されやすい種類です。色みが似ていても、原因がまったく異なるため、対処法も変わります。赤クマの見分け方としては、セルフチェックの【診断3】で下まぶたを引いたときに赤みが増すかどうかが判断材料になります。
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第3章 クマの種類別セルフケアと「できること」の限界
見分け方でご自身のクマの種類を把握したら、次はセルフケアです。ただし、種類ごとにセルフケアができることと、できないことを正確に理解することが、無駄なケアを続けないために重要です。
3-1. 青クマのセルフケア——血行促進と温め習慣

青クマは4種類の中ではセルフケアが比較的効果を発揮しやすい種類です。血行を改善する習慣を取り入れることで、うっ滞している静脈血の流れを促せます。
– ホットアイマスク: 就寝前に市販の蒸気アイマスクを使用すると、目の周囲の血行が改善されます。10分程度の使用で、翌朝の目元の印象が変わることがあります
– 入浴と体の温め: シャワーだけで済ませず湯船に浸かる習慣をつけることで、全身の血行が促進され、目元のうっ血の軽減につながる場合があります
– 眼精疲労の軽減: スマートフォンの使用時間を意識的に減らし、1時間に1度は遠くを見る習慣を取り入れましょう
– 睡眠の質を高める: 7〜8時間の睡眠を確保し、枕の高さを適切に保つことで顔への水分の滞留を防ぎます
しかし、青クマへのセルフケアには限界があります。血行を改善することで一時的にクマが薄くなることはあっても、皮膚の薄さ自体は変えられません。毛細血管が透けやすい皮膚の構造は生まれつきの要素が大きく、セルフケアだけで完全に解消することは難しいのが現実です。
3-2. 茶クマのセルフケア——摩擦回避と美白・保湿ケア

茶クマは4種類の中でセルフケアによる改善が最も期待できる種類です。ただし、長年蓄積した色素沈着を短期間でリセットすることは難しく、継続的なケアが必要です。
– クレンジングの見直し: 目元に強い摩擦をかけないよう、クレンジング剤を十分な量使い、なでるように落とします。ウォータープルーフのアイメイクは専用のポイントリムーバーを使い、こすらずオフしましょう
– 紫外線対策の徹底: 日焼け止めをこまめに塗り直すことで、紫外線による色素沈着の悪化を防ぎます。日傘やサングラスの活用も有効です
– スキンケアの成分選び: ビタミンC誘導体配合のアイクリームはコラーゲン産生のサポートと色素沈着へのアプローチに役立ちます。トラネキサム酸は炎症後の色素沈着を抑える成分として知られており、茶クマのケアに組み合わせる選択肢の一つです
– 保湿の徹底: 乾燥による角質肥厚を防ぐために、セラミドやヒアルロン酸配合のアイクリームで保湿を習慣化しましょう
しかし、茶クマのセルフケアには限界があります。長年の摩擦や紫外線によって真皮層まで色素が沈着している場合、スキンケアだけで完全に改善することは難しいことがあります。また、アトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギーが根本にある場合は、その改善も並行して行うことが重要です。
3-3. 黒クマのセルフケア——コンシーラーと悪化防止
黒クマは、4種類のクマの中で最もセルフケアでの改善が難しい種類です。眼窩脂肪の突出という構造的な問題が根本にあるため、スキンケアや生活習慣の改善だけでは限界があります。
– コンシーラーの活用: イエロー系またはピーチ系のコンシーラーで影をカバーするのが最も即効性のある方法です。コンシーラーはあくまで一時的な対策にすぎませんが、目の下の凹凸が強調されないよう薄く重ねることが大切です
– 眼輪筋トレーニング: 口を「お」の形に開いて下まぶたに力を入れ、10秒キープを繰り返すトレーニングは、支持組織を鍛えてたるみの進行を緩やかにする効果が期待できる場合があります
– 保湿とレチノール: レチノール配合のアイクリームで皮膚のコラーゲンを守ることは、たるみの進行を抑える観点から意味があります。薬指でやさしく叩き込むように使用し、摩擦は厳禁です
– 紫外線対策と睡眠の確保: これらは黒クマの悪化を防ぐための守りのケアとして重要です
しかし、黒クマのセルフケアには明確な限界があります。すでに前方へ突出した眼窩脂肪を、筋トレやスキンケアで元の位置に戻すことは解剖学的に不可能です。また、良かれと思って行っている目元への強いマッサージが、摩擦によってたるみを早める可能性もあります。目元の皮膚は非常に薄く、力を加えたケアは逆効果になりかねません。黒クマが気になりはじめたときこそ、根本治療について専門医に相談するタイミングかもしれません。
3-4. 赤クマのセルフケア——黒クマ移行を防ぐための早期対策
赤クマは眼窩脂肪の突出の初期段階として現れることが多いため、黒クマへの移行を防ぐ観点からも早めのケアが重要です。
– 眼精疲労の解消: 長時間のデジタルデバイス使用は目の周囲の血流を悪化させます。こまめな休憩と遠くを見る習慣、ホットアイマスクで疲れをリセットしましょう
– 冷え対策: 体全体の冷えが血行不良を招き、赤クマを悪化させることがあります。体を温める食事や入浴習慣が助けになる場合があります
– 睡眠の確保: 十分な睡眠で眼輪筋への負担を軽減しましょう
しかし、赤クマのセルフケアにも限界があります。赤クマの根本には眼窩脂肪の突出が始まっているケースが多く、生活習慣の改善だけでは脂肪の位置を変えることはできません。赤クマを放置すると黒クマへと進行するリスクがあるため、できるだけ早い段階で専門医の診察を受けることをお勧めします。
セルフケアは4種類のクマそれぞれに対して、悪化を防いだり一時的に目立ちにくくしたりする効果が期待できる場合があります。しかし、特に黒クマ・赤クマは構造的な問題が根本にあるため、根本から改善するには美容医療による治療が有効な選択肢となります。「いろいろ試したが変化を感じない」と感じている方ほど、一度専門医の診察でクマの種類の正確な見分け方と状態の評価を受けることが、最も効率的な治し方への近道です。
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第4章 クマの種類に合わせた美容医療による根本治療
セルフケアの限界を超えたクマには、種類ごとに原因に直接アプローチできる美容医療が有効です。ここでは、主な治療法を種類別に解説します。
4-1. 黒クマ・赤クマの治療——経結膜脱脂と裏ハムラ法
黒クマと赤クマは、眼窩脂肪の突出という構造的な問題が共通の根本原因です。そのため、脂肪に直接アプローチする手術が根本治療となります。
経結膜脱脂術は、まぶたの裏側(結膜側)から小さな切開を行い、突出した眼窩脂肪を適量取り除く術式です。お顔の表面には傷跡が残りません。術後の腫れも比較的軽く、ダウンタイムは1〜2週間で落ち着く方が多くいらっしゃいます。
ただし、経結膜脱脂は「どれだけ取るか」よりも「どれだけ残すか」のバランスが仕上がりを左右します。適切な量と部位から脂肪を取らないと、取りすぎによるくぼみや、修正が必要になるケースが生じることがあります。多くの症例を経験した医師でなければ、このバランスの調整は難しいことを理解しておきましょう。
裏ハムラ法は、突出した眼窩脂肪を除去するのではなく、くぼんだ部位へ移動・再配置する術式です。まぶたの裏側からアプローチするため、表面に傷跡が残りません。膨らみとくぼみを同時に解消できるため、加齢による凹凸が複雑な方に適しています。
4-2. 不足したボリュームを補う——脂肪注入とベビーコラーゲン
脱脂やハムラ法と組み合わせて行われる「足し算」の治療です。脂肪を取り除くだけでは、皮膚が余って新たなシワやくぼみが生まれることがあります。そのため、「引き算(脱脂)」と「足し算(注入)」を組み合わせたバランスの設計が重要です。
| 治療法 | 特徴 | 持続期間 | 主な適応 |
|:—|:—|:—|:—|
| 脂肪注入 | 自身の太ももや腹部から採取した脂肪をコンデンスリッチ・ナノファットの2層の脂肪へ漉して注入 | 定着すれば半永久的 | 脱脂後のくぼみ補正・骨格的なくぼみへの対応 |
| ベビーコラーゲン | ヒト由来のI型・III型コラーゲンを注入。やや白く透けにくい | 約6ヶ月〜1年 | 軽度のくぼみ・皮膚が薄い方・ダウンタイムが取れない方・注射で治療したい方 |
4-3. 茶クマ・青クマへの医療的アプローチ
茶クマには、皮膚科領域の治療が有効な選択肢となります。レーザートーニングは皮膚に蓄積したメラニンや色素に働きかけ、ターンオーバーを促進します。ケミカルピーリングで角質肥厚を改善し、皮膚のくすみを取り除く方法も選択肢の一つです。
青クマへの医療的アプローチは、皮膚の薄さを補う観点から設計されます。ベビーコラーゲンを浅い層に注入することで真皮を補強し、血管の透けを目立ちにくくする効果が期待できる場合があります。
混合型クマの場合は、種類ごとに治療を組み合わせたオーダーメイドの設計が必要です。たとえば、黒クマと茶クマが混在している場合は、経結膜脱脂で構造的な問題を解消しつつ、レーザーで色素沈着に対処するといったアプローチが考えられます。
4-4. 年代別に考える治療の組み合わせ
クマの種類が同じでも、年代によって最適な治療の組み合わせは変わります。
20代〜30代は、眼窩脂肪の突出が比較的軽度なケースが多く、経結膜脱脂のみで黒クマが大きく改善することがあります。赤クマの段階で相談に来られた方は、早期治療で黒クマへの移行を防げる可能性があります。
40代〜50代は、加齢による皮膚のたるみやボリュームロスも進行していることが多く、脱脂と脂肪注入・ベビーコラーゲンの組み合わせや裏ハムラ法が適応になりやすい傾向があります。また、茶クマが混在しているケースも増えてくるため、複数の種類への対応が必要になることがあります。
カウンセリングでは「私のクマはどの種類ですか?」という質問から始まる方が多くいらっしゃいます。その方の眼窩脂肪の量、皮膚のたるみの程度、色素の状態、骨格のバランスを総合的に評価した上で、複数の術式の選択肢を比較しながらご提案するようにしています。4種類のクマがそれぞれ異なる原因を持つように、最適な治療設計も一人ひとりで異なります。
各治療法のダウンタイムと費用の目安は以下の通りです。
| 治療法 | ダウンタイム目安 | 費用相場 | 特徴 |
|:—|:—|:—|:—|
| 経結膜脱脂 | 約1〜2週間 | 20〜40万円 | 傷跡なし・黒クマ・赤クマに有効 |
| 裏ハムラ法 | 約1〜2週間 | 40〜60万円 | 膨らみ+くぼみを同時解消 |
| 脂肪注入(脱脂併用) | 約1〜2週間 | 脱脂+注入で高め | 定着すれば長持ち |
| ベビーコラーゲン | ほぼなし | — | 皮膚が薄い方・青クマにも対応 |
| レーザートーニング | ほぼなし | 1〜3万円(1回) | 茶クマの色素沈着に対応 |
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第5章 あなたのクマの種類を正確に知ることが最善の治療への第一歩
4種類のクマそれぞれの特徴とケア・治療の選択肢を理解した今、最後に大切なポイントをお伝えします。
5-1. セルフチェックの限界と専門医診断の重要性
本記事でご紹介したセルフチェックは、あくまで目安です。種類の判別には専門医の診察が不可欠な理由がいくつかあります。
まず、混合型クマは自己判断での見極めが困難です。青クマと赤クマは色みが近く混同しやすく、茶クマと黒クマが重なっているケースも多くあります。次に、クマの深刻度は外見だけでは判断が難しく、眼窩脂肪の突出量や皮膚のたるみの程度を正確に評価するには、実際に詳細に観察する必要があります。
クリニックを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
– カウンセリングで複数の治療選択肢を比較して提案してくれるか
– メリットだけでなくリスク(取りすぎ・くぼみ・修正が必要になる可能性)を正直に説明してくれるか
– 形成外科専門医・美容外科専門医など信頼できる資格を持つ医師が担当するか
– 術後のアフターケア体制が整っているか
一人で悩む必要はありません。クマの種類を正確に把握した上で専門医の診察を受けることが、最も効率的で後悔のない治し方への第一歩です。
5-2. バヤシクリニックという選択

「自分のクマの種類がわからない」「見分け方を試してみたが、複数のタイプが当てはまる気がする」——そのように迷っている方にこそ、大阪のバヤシクリニック(BAYASHI CLINIC)のカウンセリングをお勧めします。
クマの種類の正確な見分け方は、セルフチェックだけでは完結しません。表面の色みだけでなく、眼窩脂肪の量や位置、皮膚の厚み、加齢によるたるみの進行度、そして骨格全体のバランスまで、多角的に評価して初めて本当の原因が見えてきます。西林院長は形成外科専門医・美容外科専門医の資格を持つ医学博士であり、この多角的な評価から治療の実施まで一貫して責任を持って担当しています。
当院の診察で大切にしているのは、「この種類にはこの治療」と画一的に当てはめないことです。同じ黒クマでも、眼窩脂肪の突出量が多い方と少ない方では最適な治療が異なります。経結膜脱脂で解決できる方もいれば、裏ハムラ法で脂肪を再配置したほうが自然に仕上がる方もいます。脂肪注入やベビーコラーゲンとの組み合わせが必要な場合も少なくありません。バヤシクリニックでは豊富な術式を扱っているからこそ、患者様の適応を見極めた上で、瞼の表面に傷を残さない治療も、切開を伴う治療も提案することが可能です。
また、「今の見た目」だけを整えるのではなく、加齢に伴う数十年先の変化まで計算に入れた治療設計を心がけています。若い時期に適切な方法で治療を受ければ、将来のメンテナンスの負担も軽くなります。
「まずは自分のクマの種類を正確に知りたい」——それだけの理由で来院いただいても構いません。無理な勧誘は一切ございません。お気軽にご相談ください。スタッフ一同、あなたにお会いできるのを心よりお待ちしております。

