クマが消えないのは生まれつき?遺伝・体質が原因の目の下のクマを治す方法を専門医が解説

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子供の頃のアルバムを開いても、学生時代のプリクラを見返しても、いつも目の下には同じ暗い影が写っている。しっかり寝ても、蒸しタオルで温めても、口コミで評判の高いアイクリームを塗り続けても、その影はほとんど変わらない。「親も同じところにクマがあるし、もう生まれつきの体質だから一生このままなんだ」と、半ば諦めている方は少なくありません。

だからこそセルフケアでは動かせない一方で、その先天的な構造にこそ美容医療は直接アプローチできます。本記事では、生まれつきのクマの正体を切り分けたうえで、なぜ自然に消えないのか、そして治す方法までを専門医の視点で解説します。

第1章 その「生まれつきのクマ」は本当に生まれつき?——正体を切り分ける

「生まれつきだから」と考える前に、まずはそのクマが本当に先天的なものなのかを切り分けることが大切です。後天的なむくみや寝不足由来のクマと、生まれつきのクマとでは、目の下の状態に対する治療の考え方が大きく変わってくるからです。

1-1. 「生まれつき」と言えるクマの3つの条件——

先天的なクマかどうかを見立てるとき、目安にしているのが次の3つの条件です。ひとつ目は、幼少期のアルバムの頃からすでに同じ影があること。ふたつ目は、親や兄弟姉妹など血縁者にも同じ位置・同じタイプのクマが見られること。3つ目は、時間帯や体調でクマの濃さが大きく変動しないことです。

一方、後天的なクマは性質が異なります。前日の寝不足でその日だけ濃くなる、夕方になるとむくみで目立つ、といったように変動するのが特徴です。生まれつきのクマは、こうした一時的な要因ではなく、顔の構造そのものに根ざしているため、日によって大きくは変わりません。

カウンセリングの現場でも、「学生時代からずっとこの位置にクマがあるんです」という問診は、診断上とても重要な手がかりになります。いつからあるのかという情報だけで、先天的な要素が関わっている可能性を見立てられるからです。だからこそ、ご自身のクマの「歴史」を振り返っていただくことには意味があります。

【診断1】あなたのクマは生まれつき体質?セルフチェック(30秒で完了!)

– 幼少期のアルバムや古い写真にも、すでに目の下の影が写っている

– 親・兄弟姉妹など血縁者にも、同じ位置に似たクマがある

– 睡眠をしっかり取った日でも、クマの濃さがあまり変わらない

– 夕方や体調による濃淡の変化が少なく、いつも一定に見える

3つ以上当てはまる方は、生まれつきの体質がクマに関わっている可能性が高くなります。

1-2. 生まれつきに見えるクマにも青・黒・茶の3タイプがある

「生まれつきのクマ=骨格による黒クマ」と思われがちですが、これは正確ではありません。実は、青クマも茶クマも、それぞれ生まれつきの要因を抱えていることがあるのです。ここを取り違えると、間違ったセルフケアに時間を費やしてしまいかねません。

黒クマは、骨格や眼窩脂肪(がんかしぼう)といった構造が影を生むタイプで、先天的な要素が特に大きいクマです。クマ治療を行うことで、最も変化率が大きく、お悩みを解消できるのがこの「黒くま」です。ただ、それだけではありません。青クマは、目の下の皮膚が生まれつき薄く、その下の血管が透けて青紫色に見えるもので、皮膚の薄さや色白という体質が関わります。

茶クマは、後天的な理由もありますが、メラニンを作りやすい・色素が沈着しやすいという先天的な肌質が背景にあることがあります。このように、クマの色は違っても、それぞれの奥に「受け継いだ体質」が隠れている点は共通しています。まずはご自身がどのタイプに近いのかを知ることが、正しい対処への第一歩です。

【診断2】色・押す・引っぱるの3操作でわかる先天タイプ判定

– 色を見る:目の下が青紫っぽく見えるなら青クマ、色素沈着や黒ずみによりより茶色っぽいなら茶クマ、影のように凹凸があり、コンシーラーで消えない場合には「黒くま」の可能性があります。

– 押してみる:指で軽く押して色が薄くなるなら、血管が透ける青クマの傾向があります

– 引っぱってみる:皮膚を横に軽く引いて色が薄れるなら茶クマ、影の形が変わらないなら骨格・脂肪による黒クマの可能性があります

1-3. 生まれつきクマ 3タイプ早見表——色・原因・受け継ぐもの

ここまでの内容を、ひと目で見比べられるよう表に整理しました。ご自身のクマがどのタイプに近いのか、そして親から何を受け継いでいるのかを確認してみてください。

【表①】青・黒・茶クマ 先天タイプ比較表

| タイプ | 見た目の特徴 | 先天的な原因 | 親から受け継ぐ”設計図”の要素 | セルフケアで動くか |

| 青クマ | 目の下が青紫色に透ける | 皮膚が薄く血管が透けやすい | 皮膚の薄さ・色白の肌質 | 一時的に薄くなる場合もあるが薄さ自体は変わらない |

| 黒クマ | 影のように暗く、凹凸で目立つ | 骨格・眼窩の深さ・眼窩脂肪の量 | 骨格・眼窩の形・脂肪の量 | 動かしにくい |

| 茶クマ | 茶色く着色して見える | メラニンを作りやすい色素体質 | メラニンや色素の沈着しやすさ | 進行予防はできるが体質は変わらない |

こうして並べてみると、どのタイプにも「セルフケアだけでは動かしにくい部分」が残ることが見えてきます。なぜ動かしにくいのか、その理由を次の章で掘り下げていきます。

第2章 なぜ生まれつきのクマは自然に消えないのか——遺伝によるクマの話

生まれつきのクマが年齢を重ねても自然に消えないのには、はっきりとした理由があります。原因が「疲れ」や「汚れ」のような一時的なものではなく、親から受け継いだ顔の構造そのものにあるからです。ここでは、その「設計図」の中身を一つずつ見ていきましょう。

2-1. 骨格と眼窩の深さ——影を生む土台は親から受け継ぐ

目の下の影を生む最も根本的な土台が、骨格です。頬骨の位置が低かったり、眼球が収まる眼窩という骨の凹みが深かったりすると、脂肪の量に関係なく、その凹凸に影が落ちて黒クマや窪みとして見えてしまいます。

この骨格は、成長の過程で形が完成し、その後は基本的に変わりません。つまり、大人になってから食事や睡眠を工夫しても、骨そのものの形が変化することはないのです。顔立ちが親子で似るのと同じように、影を生む骨格の凹凸も遺伝的に受け継がれます。

だからこそ、生まれつき眼窩が深い方は、どれだけ規則正しい生活をしても目の下の影が残りやすい傾向があります。これは体調管理の問題ではなく、構造上の特徴だと理解することが大切です。

2-2. 眼窩脂肪の量と皮膚の薄さ——生まれつきの”量”と”厚み”

眼球の周りには眼窩脂肪というクッションの役割を持つ脂肪があります。この脂肪の量が生まれつき多い体質の方は、10代や20代の若いうちから目の下がぷっくりと突出し、その下に影ができて黒クマとして目立つことがあります。加齢による膨らみとは別に、もともとの「量」が多いというケースです。

皮膚の厚みも、生まれつき個人差が大きい要素です。目の下の皮膚は約0.5mmと、体の中でもとりわけ薄い部分ですが、これがさらに薄く、色白の体質が重なると、皮下の血管が透けて青クマとして現れます。こすっていなくても青く見えるのは、この構造によるものです。

実際、カウンセリングでは「10代の頃から目袋が気になっていました」と相談に来られる若い患者様も増えています。若さゆえに疲れや加齢では説明がつかず、こうしたケースの多くは、遺伝的に受け継いだ脂肪量や皮膚の薄さが関わっています。年齢が若くても悩みは切実で、体質が背景にあることは決して珍しくありません。

2-3. 色素体質とメラニン——こすらなくても着色しやすい肌

茶クマの背景にあるのが、色素に関わる体質です。メラニンを作りやすい、あるいは一度できた色素沈着が定着しやすいという肌質は、生まれつきの傾向として持っている方がいます。こうした体質の方は、特別に強くこすっていなくても、目の下がじわりと茶色く着色して見えることがあります。

ただし、茶クマの原因はメラニンだけではありません。摩擦や乾燥、ウォータープルーフのアイメイクによる色素沈着など、外的な要因が重なって濃くなることも多いのが実際です。先天的な色素体質という土台の上に、日々の刺激が積み重なっていくイメージだと考えるとわかりやすいでしょう。

2-4. 「生まれつき=一生このまま」ではない——消えない理由が、治せる理由になる

ここまで見てきたように、骨格・眼窩脂肪・皮膚の薄さ・色素体質は、いずれも時間の経過だけでは変わりません。だから10代でも20代でも自然には消えず、「頑張っても変わらない」という実感につながっていたのです。消えないのは、あなたの努力不足ではありません。

けれど、ここに大切な転換点があります。構造や体質が「時間では変わらない」ということは、裏を返せば「狙って変えれば結果が持続する」ということでもあります。むくみのように移ろうものではなく、はっきりとした構造だからこそ、美容医療はそこに直接アプローチし、改善を目指せるのです。

つまり、消えない理由がそのまま、治せる理由になります。「生まれつきだから一生このまま」と諦めていた方にこそ、知っておいていただきたい点です。とはいえ、その前にまずはセルフケアがどこまで届くのかを、正直に確認しておきましょう。

第3章 生まれつきのクマにセルフケアはどこまで効く?——市販品の限界

美容医療の前に、まずはご自宅でできることから試したいと考える方は多いでしょう。セルフケアには確かに意味があります。ただし、生まれつきのクマに対しては「できること」と「できないこと」の線引きを知っておくことが、遠回りを避けるうえで欠かせません。

3-1. 温め・血行ケア(青クマ)——一時的に薄くはできても皮膚の薄さは変わらない

青クマに対しては、蒸しタオルなどで目元を温めて血行を促す方法がよく知られています。血行が良くなることで、透けて見える血管の色みが一時的にやわらぎ、青クマが薄く見える場合もあります。手軽に試せる点はメリットです。

ただし、ここで起きているのは、あくまで血液という水分の移動に過ぎません。皮膚が薄いという構造そのものが変化しているわけではないのです。血行ケアと構造の変化を混同しないよう、注意が必要です。

しかし、温めても皮膚の薄さそのものは変わらないため、青クマを根本から改善するには限界があります。

3-2. 美白・摩擦回避スキンケア(茶クマ)——新たな沈着は防げても体質は変えられない

茶クマには、美白成分を取り入れたスキンケアや、目元をこすらない・摩擦を避けるといったケアが有効とされています。クレンジングをやさしく行い、乾燥を防ぐことで、新たな色素沈着の進行を抑える効果が期待できる場合もあります。すでにある茶クマの悪化を防ぐという意味では、続ける価値のある習慣です。

しかし、こうしたケアはあくまで「これ以上濃くしない」ための守りです。メラニンを作りやすい先天的な色素体質そのものを変えることはできないため、生まれつきの茶クマを改善するには限界があります。

3-3. 眼輪筋トレ・保湿(黒クマ/たるみ)——悪化は遅らせられても骨格・脂肪は動かせない

黒クマやたるみに対しては、目の周りの眼輪筋(がんりんきん)を鍛えるトレーニングや、しっかりとした保湿がすすめられることがあります。筋肉や皮膚のコンディションを保つことで、加齢に伴う悪化のスピードを多少遅らせられる可能性はあります。土台の状態を整えるという意味では、無駄ではありません。

しかし、影を生んでいる根本原因は骨格や眼窩脂肪という構造そのものです。トレーニングや保湿では、骨格を動かしたり、生まれつき多い脂肪の量を減らしたりすることはできません。ここにセルフケアの限界があります。

3-4. コンシーラーで隠す——先天クマは「隠す」より「立体で消えない」問題

最後に、多くの方が日常的に頼っているのがコンシーラーです。色を補正して覆い隠すことで、その場しのぎとしては役立ちます。大事な日の前などに使う分には、心強い味方でしょう。

ただ、意外と見落とされがちなのが、生まれつきのクマは「色」よりも「立体」の問題だという点です。骨格や脂肪による凹凸が影を生んでいる場合、平面的に色を乗せても影そのものは消えません。カウンセリングでも「隠そうとして厚塗りしたら、かえってヨレて目立ってしまった」というお悩みは、決して珍しくありません。

しかし、隠しても隠しても翌朝にはまた同じ影が戻ってくる——そのくり返しにこそ限界があります。生まれつきのクマと向き合うなら、隠し続けるという前提そのものを、一度見直してみる価値があるのではないでしょうか。

第4章 生まれつきの原因に直接届く美容医療——先天タイプ別の治療設計

セルフケアで隠し続けるという前提を手放したとき、次に見えてくるのが美容医療という選択肢です。ここで多くの方が抱く疑問は、「生まれ持った構造そのものに、本当に手が届くのか」という点ではないでしょうか。

答えとしては、届きます。むしろ先天的なクマは、原因が骨格や脂肪、皮膚、色素といった構造の側に固定されているぶん、どこにアプローチすべきかが明確です。だからこそ、原因のタイプに合わせて術式を選び分ける「治療設計」が結果を大きく左右します。

この章では、先天タイプごとにどの治療がどう届くのかを整理していきます。

4-1. 骨格・眼窩脂肪が原因の黒クマ・窪み——経結膜脱脂・裏ハムラ法

生まれつき眼窩脂肪が多い方は、その脂肪が前方へ押し出され、目の下に影の帯をつくります。これがいわゆる黒クマの代表的なかたちです。

この場合に第一の治療となるのが、経結膜脱脂(けいけつまくだっし)です。まぶたの裏側、つまり結膜側から突出した眼窩脂肪へアプローチし、余分な量を調整します。お顔の表面には傷跡が残らないため、周囲に気づかれにくいという利点があります。

ただし、この施術は「脂肪を減らせば良い」という単純なものではありません。適切な量と部位から脂肪を取らないと、かえって窪みが目立ったり、左右差やしこりが生じたりする場合があります。取りすぎだけでなく取り残しも起こり得るため、後々の修正手術が必要になる可能性もゼロではありません。

一方で、20〜30代で、軽度のクマの方に適応するケースが多い、

方には、裏ハムラ法という選択肢があります。これは眼窩脂肪を取り除くのではなく、窪んだ部分へ再配置して段差そのものをならす方法です。脂肪が「多い」ことと「偏っている」ことは別の問題であり、後者には移動させる発想が適しています。

同じ黒クマでも、脂肪の量が主因なら経結膜脱脂、脂肪の量よりも骨格の凹凸と段差が主因なら裏ハムラ法、という具合に、先天的な構造を読み解いてから術式を決めていきます。一人ひとり、お顔が違うように、目周りに起きている症状というのは多岐にわたります。そのため、一人ひとりしっかりと診察し、適切な治療法へ導くことが非常に大切です。

生まれつきの土台をどう捉えるかで、選ぶべき道は変わってくるのです。

4-2. 生まれつきの窪み・皮膚の薄さ——脂肪注入・ベビーコラーゲン

先天的な窪みには、引き算ではなく足し算で応える方法もあります。目の下の骨格がもともと凹んでいる方や、加齢とは無関係にボリュームが不足している方には、内側から補うアプローチが向いています。

その代表が脂肪注入です。ご自身の太ももなどから採取した脂肪を、コンデンスリッチとナノファットという2層の脂肪へ漉して注入します。前者はボリュームを支える層として、後者は皮膚の質感になじむ細かな層として働き、二段構えで自然な厚みを取り戻していきます。

もう一つが、ベビーコラーゲンによる補強です。皮膚が生まれつき薄い方は、その下を走る血管が透けて青クマとして見えてしまいます。ベビーコラーゲンは薄い皮膚の下へ入り、乳白色に近い透明な色味で層をつくるため、血管の透けをやわらげる効果が期待できる場合もあります。

どちらも、失われたものを補うというより、もともと足りていなかった部分を静かに満たす発想です。骨格や皮膚の薄さといった変えにくい前提に対して、内側から寄り添う選択肢と言えます。人によって、脂肪注入を数年前に行った上で「もう少し透け感をなくしたい」「軽度の凹みを改善したい」「大きな手術はできない」「ダウンタイムが取れない」などの理由で、即日の変化が出やすいベビーコラーゲンによる施術が適しているケースもあります。いずれも、豊富な術式を用意している当院で、最も適切な治療法を診察することができますので、自分にあったクマ治療や方法がわからない方もぜひ一度ご相談ください。

4-3. 色素体質の茶クマ——レーザー等でメラニンにアプローチ

黒クマや青クマが構造の問題であるのに対し、茶クマは色素の問題です。生まれつきメラニンを作りやすい肌質の方は、こすれや紫外線をきっかけに色素沈着が起こりやすく、目の下がくすんで見えます。

この体質には、レーザーなどでメラニンそのものへアプローチする治療があります。手術ではないため、色素が主因の方にとっては身体的な負担の少ない治療の選択肢となります。

ただし注意したいのは、茶クマだと思っていたものに黒クマや青クマが混在しているケースが少なくない点です。色素へのアプローチだけでは変わらない部分が残ることもあり、まずは何が主因かを正確に見極めることが、遠回りを避ける近道になります。

4-4. 生まれつきタイプ別・治療法比較と年代別の最適解

ここまでの内容を、先天タイプ別に一覧で整理します。ご自身のクマがどのタイプに近いかを思い浮かべながらご覧ください。

【表②】先天タイプ別 治療法比較表

| 術式 | 適応する先天原因 | ダウンタイム | 費用感 | 持続(あくまで目安です) |

| 経結膜脱脂 | 眼窩脂肪が多い黒クマ | 比較的短め(腫れ数日〜) | 中 | 長期的に期待できる |

| 裏ハムラ法 | 骨格由来の窪み・段差を伴う黒クマ | 中程度 | 中〜高 | 長期的に期待できる |

| 経結膜脱脂+脂肪注入 | 生まれつきの凹み・膨らみ・ボリューム不足 | 中程度(注入部の腫れ) | 中 | 定着後は半永久的 |

| ベビーコラーゲン | 皮膚が薄く血管が透ける青クマ | 短め | 中 | 数か月〜(吸収性) |

| レーザー等 | メラニン過多の茶クマ | 短め | 低〜中 | 継続ケアが前提 |

| (参考)表ハムラ法 | 皮膚のたるみを伴う窪み ※皮膚側を切開する一般的術式 | 長め | 高 | 長期的とされる |

※表ハムラ法は皮膚側を切開する術式で、当院では切開ハムラ法という術式で抵抗しています。詳しくはカウンセリングにてご説明いたします。あくまで一般的な知識として掲載しています。

こうして並べると、同じ「生まれつきのクマ」でも適した道がまったく異なることがわかります。そのうえで、年代によって最適解が変わる点も知っておくと役立ちます。

20代から30代の方は、皮膚の弾力がまだ十分に残っている場合が多く、シンプルな設計で高い改善効果が期待できる傾向があります。土台に手を加えれば、皮膚がそれについてきてくれる年代だからです。

40代から50代になると、生まれつきの原因にたるみが重なってきます。眼窩脂肪の突出と皮膚のゆるみが同時に起きているため、場合によって、裏ハムラ法を軸にした複合的な設計が必要になる場面が増えてきます。生まれ持った構造を土台としつつ、その上に積み重なった加齢の要素まで含めて読み解くことが、自然な仕上がりへの鍵になります。

第5章 「生まれつきだから」と諦める前に——クリニック選びとバヤシクリニックという選択

5-1. 「生まれつきだから仕方ない」で終わらせないクリニックの見極め方

生まれつきのクマは、原因が構造や体質に固定されているぶん、診る人の力量がそのまま結果に表れます。だからこそ、クリニック選びの段階でいくつかの基準を持っておくことが大切です。

見極めのポイントを整理すると、次のようになります。

– 先天的な骨格・眼窩・皮膚・色素を切り分け、何が主因かを正確に診断できるか

– 切開・非切開を「できるかどうか」ではなく「適応かどうか」で選べるか

– 経結膜脱脂・裏ハムラ法・脂肪注入・レーザーなど、術式のオプションが幅広く揃っているか

– 一つの方法に誘導せず、原因に応じて複数の選択肢を提示してくれるか

これらが揃っているクリニックほど、「生まれつきだから仕方ない」と片づけずに、その方の設計図に合った道を示してくれる可能性が高まります。

5-2. 専門医の診断力が”設計図”を読み解く——資格と目元治療実績で選ぶ

生まれつきの原因を切り分ける作業は、想像以上に繊細です。骨格の凹凸、脂肪の量と位置、皮膚の薄さ、色素の出やすさ——これらが一人ひとり異なる比率で組み合わさっているため、パターンに当てはめるだけでは正確な診断になりません。

だからこそ、その裏づけとなるのが専門医としての診断力です。形成外科や美容外科の専門的な知見、そして数多くの目元を診てきた臨床の蓄積があってはじめて、複雑に絡み合った先天要素を一つずつほどいていくことができます。日本形成外科学会や日本美容外科学会といった学会が専門医制度を設けているのも、こうした診断と治療に相応の専門性が求められるからにほかなりません。

専門的な資格を1つの判断材料として、重視することをお勧めしています。

5-3. 生まれつきのクマだからこそ——バヤシクリニックという選択

子供の頃から目の下のクマが気になり、「一生このままなのだろう」と半ば諦めてきた——そんな長い時間を過ごしてこられた方は、決して少なくありません。鏡を見るたびに感じてきたその重さを、私たちは軽く扱うつもりはありません。

けれども一つ、お伝えしたいことがあります。生まれつきのクマは、「治せない」問題ではなく、「設計図を正確に読める人に診てもらう」問題だということです。原因が骨格・脂肪・皮膚・色素に固定されているからこそ、どこを触れば変わるのかは明確です。だからこそ、その設計図を読み解く診断力が結果を分けます。

バヤシクリニックの西林院長は、形成外科専門医・美容外科専門医であり、医学博士でもあります。お一人おひとりの骨格、皮膚の厚み、脂肪の量や位置、色素の出やすさまでを精密に見極めたうえで、その方だけの治療を設計します。生まれ持った土台は一人として同じではないからこそ、治療もまた既製品ではなく、オーダーメイドであるべきだと考えています。

今、流行っているからという理由で治療をお勧めすることは決してありません。表面に傷を作らない方法を希望される方にはその方法で、切開が必要な方には切開で——術式のオプションを幅広く備えているのは、流行ではなく原因に合わせて選ぶためです。さらに、目先の変化だけでなく、数十年後の経過まで見据えて設計します。5年後・10年後のあなたの顔立ちがどうあってほしいか、そこまで一緒に考えたいのです。

まずは相談だけでも構いません。カウンセリングは、ご自身のクマが本当に生まれつきなのか、どの構造が原因なのかを知る場でもあります。無理な勧誘は一切ございませんので、長年抱えてきた疑問をほどく最初の一歩として、どうぞ気軽にお越しください。スタッフ一同、あなたにお会いできるのを心よりお待ちしております。

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